この初老の男性は,サントリー武蔵野ビール工場の泡博士で,ビールをおいしく飲む方法について,説明をしてくれました.
ビールをおいしく飲むには,ビールを見ることからはじめます.この時に見るポイントは三つあります.
1つ目は「ビールの色」が,透明感のある黄金色かを確かめます.
2つ目は「ビールの泡」が,クリーム状で,ビールと泡の比率が7:3のビールがおいしいとされています.
3つ目は「泡とビールの境目」で,泡が再生しているかどうかを確かめます.
(この再生する泡をスモーキーバブルスというそうです)
このように,ビールをおいしく飲むには「ビールの泡」が大変重要となります.ところで,ビールの泡には大きく2つの役割があります.
1つ目は,「ビールの蓋」としての役割で,これによってビールの酸化を抑えることができます.
2つ目は,「フィルター」としての役割で,ビールを飲む際に苦味成分を吸着し,口当たりをよくしてくれます.
続いては「カニ泡」と「クリーム状の泡」の違いが説明されました.この際には,実際に「カニ泡」と「クリーム状の泡」の実演がされたのですが,カニ泡はどんどん泡が消えていくのに対して,クリーム状の泡は消えることなく,見るからにおいしそうでした.
また「カニ泡」をマドラーでぐるぐるかき混ぜてみても,全然変化がないのに対して,「クリーム状の泡」をかき混ぜると泡がもこもこと湧き出してきました.
この後,泡のないビールとクリーム状の泡のビールを飲み比べがありました.その違いは明らかで,泡のないビールはトゲトゲして,苦味がありましたが,クリーム状の泡のビールは,甘みがあり,口当たりもまろやかでした.
正直,泡があるのとないので,これだけ味に違いがでるということに,参加者一同,驚きっぱなしでした ̄□ ̄!



